1999年 しし座流星群 電波観測結果

 JA9YDBのビーコン電波(53MHz)が流星痕によって反射された流星エコーをFFTDSPを使って観測した1999年のしし座流星群の結果です。
 1999年のしし座流星群のピークは11月18日 1110JSTだったとNASAから発表されています。


観測結果

 しし座流星群は永続痕が多く発生する流星群として知られています。永続痕は、電波観測では持続時間の長いエコーとして観測されます。
 17日までにはしし群らしい長いエコーがほとんど観測されず、心配されましたが、18日には、その勇姿を見せてくれました。
 98年は、長いエコーが多数発生し、エコーが途切れることなく入感していましたが、99年は、長いエコーが少なく細かなエコーが沢山観測できています。98年は大粒の流星物質が多く、99年は小粒の流星物質が多かったのかも知れません。
 99年は永続痕が少なく、98年に比べるとMS通信は低調だったようです(98年は良すぎたと考えるべきかもしれません)。

 18日朝方も長いエコーが観測できています。特に0615には今回の観測で最大の430秒のエコーが観測されています。


 観測結果のGIF画像を以下に示します。
 左の数字が時間(JST)、中央の黄、白、水色の部分が受信したエコー、右の棒グラフがエコーの信号強度(灰色のスケール 1メモリ10dB)です。エコーの無い部分で棒グラフが振れている箇所は、ノイズにより上がったものでエコーではありません。<右図参照>
 なお、画像はノイズ除去等の画像処理をしています。


電波観測画像

  11月18日00時
  11月18日01時
  11月18日02時
  11月18日03時
  11月18日04時
  11月18日05時
  11月18日06時
  11月18日07時 長いエコーが増え始める
  11月18日08時
  11月18日09時
  11月18日10時
  11月18日11時 1100-1120頃がピーク
  11月18日12時
  11月18日13時

  11月19日06時 最大のエコー


 受信設備 RIG: IC-706mk2、ANT:2エレ


JN1GKZ 新井  jn1gkz@jamsat.or.jp

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